第41回−大日ヶ岳の記録



 
 
97年11月9日(日)
am5:00 尾張旭発 

スキーシーズンともなれば、道路は渋滞・・・ 
でも今日は紅葉も期待できる秋まっただ中、ふもとの 
真っ赤に染まったモミジを車中から楽しみながら、 
登り口のウイングヒルスキー場を目前にした 
空き地に到着 

am9:45 登山口発 
 登り口 標高約1500m 
天気晴れ  
体感温度 少々肌寒い 

 最初登り1時間、雪のないゲレンデを直登 
 汗を拭きつつ振り返ると澄んだ朝の空気 
 を通して遠くの山々が見渡せました。 

左手に白山の雄大な姿を眺めつつ
一つ目のピークに到達 
am10:17 
標高1666m(標識) 
上の写真 

am11:20
2目のピークをこえ 
標高1708.9mへ到着 
360゜展望があり白山・北アルプス 
乗鞍岳・御岳山が見渡せました。 
突然 
”富士山が見える”と言う声で頂上に 
居合わせた一同騒然 
でも遠くの雲か?富士山か? 
となり、それぞれの思いのままに 
山頂を楽しみました。 
 
pm12:15 下山開始

pm 3:10 登り口到着 

        温泉へ移動 

 
pm4:15 母袋温泉着 
       (母袋スキー場駐車場内) 

pm4:55 母袋温泉発 

pm7:35 尾張旭 着 


当会のリーダーよりの投稿です。 
すみきった青空にくっきりとうかびあがる純白の。
なで肩の山容は、羽衣をまとった天女の趣。 
「まるで私の様」と心でつぶやいた人もいたはず。 

11月9日(日)  
大日ヶ岳(1907m)に10人で行ってきました。  
10人にとってこの日は、本年最良の一日となりました。 
  
長良川に沿って国道156号を走ること3時間、 
桧峠の登山口についたのが8時前。  
今日は、水後山、釜ヶ峰の二つのピークを越えて、 
稜線通しにすすむ山頂まで4時間の道のり。無風快晴、天気は上々。 
  
1時間も登った所で不思議なものをみつけました。  
発泡スチロールを砕いたようなものが散らばっています。 
「こんな所に変だな」と思いながら見わたすと、 
その辺りにいっぱい。 
「これ霜の花じゃない。」と誰か。 
霜柱が綿菓子のようにふんわりとふくらんでいるのです。  
天候、気温などの条件がうまく重なった時だけに 
見ることができる 
自然の造形美に一同顔をみあわせました。  

さて、原生林の中をすすむと、 
左手の冬木立のむこうに白い山がちらちら見える。 
めざす山頂はまだはるかかなた。 
原生林は水後山まで。 
ここから先は、左右が切れおちた稜線をゆっくりといく。 
鎌が峰が手にとどくあたりまでくると、 
息はきれ、足の運びがおそくなる。 

すでに3時間歩いている。 
「山頂はさらにそのむこうだよ」とはさすがに口に出せない。  
鎌ヶ峰への最後のひと登りは、みあげるばかりの急登。 

意を決して四つんばいで登る。 

やっとの思いでたどりつき、 
ひと呼吸のあと、ふと見あげると・・・。   

美しい、すばらしいと、何度口にしたことか。 

ここからは足どりも軽く、30分で大日ヶ岳山頂に。 

正面に秀峰白山、ずうと右奥に北アルプス、 
槍ヶ岳がはっきり見てとれる。 
乗鞍、中央アルプス、御岳、 
はるかかなたに南アルプス、伊吹もみえる。 

山また山の奥美濃はなぜか、日本を感じさせる。 

ぐるりと360゜ 一点の雲もなし、至福の山頂。 
  
大日如来から、十分すぎるほどの 
エネルギーをいただいて、下山の途に。 
のぼりでみつけた霜の花はもうなくなっていました。 
  
岐路、母袋温泉で汗を流し全員無事帰宅したのは、 
午後8時をまわっていました。 



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