第56回興行−旭岳の初日の出
2000年1月1日 日の出 am7:12 参加者11名 ここは、私たちだけの秘密の山 山が無い尾張旭市で一番高い所 市のお墨付きの三角点で−135mです |
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旭岳で初日の出。
尾張旭−山と温泉を愛する会は
今年も旭岳で初日を拝むことができました。 私たちは日の出に向かい2000年の 山行の安全を祈りました。 |
山と温泉を愛する会MAPAによせる。 二000年始発列車に乗りついで 庭園管理士詩人 私はプラットフォームで地下鉄の始発を待った。 さらにのりかえこんどはJRを待つ。 さらに私鉄をまつプラットフォーム。 すでに初詣に向かう人々で町が動きだしている。 車の動きも、何となく急がれてくる。 赤い車両が来る。なつかしきわが町「尾張旭・・」 という声が車内に流れる。 つと立つと、窓ガラス越しに迎えの親友たちの数人の姿が目に入る。 いさむ心をおさえて階段をおりる。 「やー明けましておめでとう。今年もよろしく」 瞬間、皆の笑顔がさらにほころぶ。 待たされていた車にそれぞれ乗り込み尾張旭で一番高い山「尾張旭 あさひだけ」の地点に近づく。 とおどろくことに半分がみごとにえぐられて断崖に切り立っていた。 ブルトーザーのシャベルが通ったあとのすこし平な場所ですでに先発隊の数人が枯れ枝などをもやしている。 最近の冬はあまりにも暖かいがさすがはくいきには白いものがあった。 やがて東の稜線に太陽が昇ってくる。雲たちがほほを赤らめてきはじめる。 ああ!御来光である。おもわず声を発するものあり。 バンザイというものもある。 私とSK氏は、三角点の近くに二カ所ツルハシをつかい、スコップを使って植裁用の穴をほる。 山茶花とドウダンツツジをそれぞれその穴においてみる。 充分な植穴になっている。 用意した腐葉土をまず下に入れそこへ山茶花とドウダンツツジのそれぞれを入れる。 南側の穴には山茶花、北のそれにはドウダンツツジを植えるのだ。 「皆さん山と温泉を愛する会の十周年を記念しさらに二千年をあわせての記念植樹ですのでひとすくいづつは植え込んで下さい。」 その場に朝日を迎えた者すべてが、それぞれの人生への思いを植え込むかの様に土を入れる。 のこしてあった腐葉土をまわりへまぜるようにして入れ植裁が終わる。 みずをたっぷりとそそぐ。 記念樹のセレモニーが終わった。 ねむい目をこすって下山する子どももいる。 私たちはNK宅へ向かった。途中コンビニストアーで酒類を買い求めて・・ NK宅では彼のおくさんの手造りの御節料理が待っていた。 広い板敷きの部屋もすでに暖かくなって私たちを迎えてくれた。 話は昭和時代の正月、さらには戦後の正月、それぞれの幼年期のくらしが談られていった。 笑うたびに・・・だからさ友 もういっぱい と酒がくみかわされ、膳におのずとはしがむいた。 TVではさきほどからスタートした駅伝か放映されている。 私たちはすでに山の偉大さとその恩恵を充分にしっている。 話のついでに十年も前から元旦の初日の出を尾張旭で一番高い山に登って迎えているのだということを自信をもって人々につてえていいと思った。 そしてその集いでつちかわされる「絆」は一年のスタートに充分な鋭気を養ってくれるということをそえて! 二000年一月八日 TS記す |
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