08/8/8(金)〜8/11(月)
折立〜雲ノ平〜三俣蓮華岳2841m〜
黒部五郎岳2839m〜薬師岳2926m
 天気−晴れ 一時雷雨
男性−2名

太郎小屋前のお花畑 フウロウ
雲ノ平の木道とまだ残っていたチングルマ 奥は雲ノ平山荘
イワギキョウ 三俣の夕食 三俣蓮華山頂と槍
朝露とチングルマ 三俣の朝食弁当 カール付近で見かけた雷鳥
黒部五郎岳 残っていたお花畑
コバイケイソウ 二度目の雷鳥 太郎小屋着 太郎小屋の夕食
8/10夕日 槍だけは分かる薬師岳登中  眼下の太郎小屋
薬師岳からの展望
薬師小屋 何度も飛来する荷揚げのヘリが盆休みの混雑を予想させた。
08/8/8
アプローチ
3:00 旭発⇒春日井IC⇒ひるがのSA⇒折立
山行 
8:30は発→11:14五光岩ベンチ→12:42太郎平小屋 12:56小屋発→
15:10薬師沢小屋着 泊

8/9 小屋で朝食
5:50 薬師沢小屋発→7:20木道末端→8:14雲ノ平山荘 8:53発→9:30水場発→
11:00祖父岳→11:30岩苔乗越(雷 ひょう)→12:30黒部源流分岐→
13:10三俣山荘着 宿泊

8/10 小食は弁当
4:42三俣山荘発→5:40三俣蓮華岳着→6:12巻き道合流点→7:05黒部五郎小舎(朝食)
7:35発→9:05急登初メ→9:45山頂着→10:13分岐発→11:28中俣乗越→
12:47赤木岳→13:15北の俣岳→14:55太郎平小屋着 泊

8/11 朝食は弁当
4:45太郎小屋発→6:15薬師小屋→7:05山頂着 7:30下山開始→
8:05薬師小屋→9:11太郎平小屋9:28小屋発→11:51折立着
帰路
12:42折立発⇒12:50白樺ハイツ亀谷温泉(国民宿舎)
入浴食事⇒20:20旭着

山行の記

 今回の山行は05年に余録組の仲間が行った雲の平山行に
 置いてきぼりされた?、現役世代の私が、会社の30年勤続の
 特別休暇をあてにしてやっと実行出来た山行であった。
 夏山は梅雨明け直後が最適、1年に一回しかない。
 休暇をもらった事と同行のOMさんに感謝である。
 しかし予定が1週遅れたことで雲ノ平は海上の女性達の様に
 盛りが過ぎてしまっても 尚可愛さが残ってるお花畑でした。
 もう少し早ければ「美しさに恋に落ちた!!」か・と思い残念さも残った。

8/8(金)折立〜太郎坂〜太郎平小屋〜薬師沢小屋
  折立の登山口駐車場は満杯で路側に駐車(これは有峰料金所係員の公認)
  太郎坂ははじめてのコースでペース配分が分からない。
  いつもの様に汗が体中から噴き出る。  腕には汗の粒が浮いている。
  ガスがでて冷たい空気が吹くとありがたい。
  かなりゆっくりのmyペースだが他のパーティに抜かれる事はすくなかった。
  OMさんも苦もなく着いてきた。途中2回程の休みで山荘着した。
  小屋前で一休みしても時間に余裕があり次の薬師沢小屋まで行く事にした。
  一気に下って沢を横切ると木道がはじまった。 
  所々にベンチが有って休憩もししながら
  どんどん下って大きな沢音が聞こえる川に出会うと
  赤い屋根の薬師沢小屋に到着した。
  小屋前で飲んだ一杯の冷たい水は最高だった。
  小屋は「混雑していない」と受付の人。ラッキー?ねらい通り!!
  に1人1セットの清潔な布団で休む事ができた。

8/9(土) 〜雲ノ平〜祖父岳〜三俣山荘
  朝食を小屋でとるか弁当にするか迷ったが、前日かいた汗の
  水分補給はちゃんとした朝食がベストと小屋の朝食を5時
  からとってすぐ出発した。途中での朝食タイムを考えれば30
  分程度の遅れですむと考えた。雲ノ平山荘の到着時間は先達と
  ほとんど同じになっている。先達は写真タイムで時間ロスが多かった
  かもしれないが・・。この後キャンプ地で水補給。これが結構ロスタイム。
  スイス庭園は花も少なそうでパス。祖父岳〜鷲羽岳向かった。最初鷲場と
 思っていた山が水晶で雲ノ平から水晶岳の深い谷が見下ろせる所で
 鷲羽岳を確認した。祖父岳へのルートでは雪渓を横断すれば問題なかったが
 マーキングを見過て岩登り。少しタイムロスした。祖父岳から下り始めて
 腕に冷たいものを感じた。雨・・と思ったがまだガス程度、雷鳴もなかった。
 ところが岩苔乗越の分岐10m手前でとうとう雨、雷鳴も突然やってきた。
 ヒョウも降り出して迷わず鷲羽岳を断念した。11時30分。この後上空の
 「ゴロゴロ」を聞きながら黒部源流コースを必死でくだった。
 我々は三俣山荘へあと1時間ちょっとのつもりで頑張っていたが
 すれ違ってこの雷雨へ向かっているパーティにも出会って少し驚いた。
 祖父岳の巻き道と合流から登りは早く!との思いで休みなしで一気に
 だった。 ぬれた雨具で山荘到着。 鷲羽岳は残念だっったが
 おかげで雲上のレストランでゆくり「コーヒー、ビールタイム」がとれた。
 雨到着後30分もしない内に雨がやんで青空まででてきた。
 OMさんと「30分雨が遅いか、朝食弁当で30分我々が
 早く登っていれば山頂で雷だったね!」結果は
 「私たちに鷲羽岳はやめとけ!」 という山のお告げとして
 納得する事にした。
 山荘の夕食はハッバーグ私は美味しく頂いたがOMさんは
 苦手の様子だった。

8/10(日) 〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳〜北俣岳〜太郎平小屋
  前日の雷雨と長丁場の事も考え朝食弁当とした。 三俣蓮華は前日
  小屋から仰ぎ見ていた手強そうな山だったが、以外にあっさり登頂できた。
  この後黒部五郎小屋までは結構な下りだった。前日の雨でぬれた石
  は滑りやすい。踏ん張るのに膝に力がはいった。 黒部五郎小舎で
  眼前のカールと黒部五郎岳を見ながら朝食をとった。
  カールの雪渓も僅かしか残っておらず、コバイケイソウも終わっていた。
  しかし小屋の人曰く「今年は雪が多く残っている。」であった。
 尾根へ出る急登をゆっくり登り分岐に荷物を置き山頂まで往復した。
 がすが上がって山頂からの南半分の展望はなかった。薬師や立山方面
 の展望を楽しみ証拠写真を撮って分岐まで下山。この時間帯で昨日
 と同じようにガスが上がって雷の心配が出てきた。 下りのスピードが
 上がっていった。 この後縦走のアップダウンを予想していたが
 最後の北俣岳、太郎岳からの下りはさすがに長く感じた。
 水が切れてきた。
 雷鳥はカールの手前と太郎平小屋直前の木道でお出迎えでした。
 前日300人本日100人で屋根裏部屋ではあったが
 人間扱いの山小屋だった。
 
8/11(月) 〜薬師岳〜太郎平小屋〜折立⇒帰路
 強行軍の後小屋前からビールを飲みながらゆっくり眺めた薬師岳
 登れるか心配もしていた。初めは木道でキャンプ地へ一端下った
 後に本格的な登りとなった。
 大きな石を乗り越えていく急登だ。
 1時間ほど登って視界が開けると所々にハクサンイチゲ等のお花畑。
 その向こうに逆光でシュリエットの槍穂高、昨日登った黒部五郎と
 そこから続く北俣の尾根が見える。 少し肌寒いだがこの位が丁度いい。
 登り3時間くらいと聞いていたが、最初の急登を過ぎると後はなり登り
 易い登山道だ。薬師小屋を通過したあたりから小石のつづら折りの道が
 続いた。この道は結構登りやすい勾配だった。
 登り2時間20分山頂で朝食しながら360度の展望を楽しんだ。
 今回の山行で一番だった。 剣、立山方面から 槍穂高、
 奥の乗鞍御岳、八ヶ岳まですっきりと見渡せた。
 下山は1時間41分 下り易い登山道だったが、我々は半荷だ。
 駆け足で追い抜いて行った美しく若き女性がいた。
 彼女はキャンプ泊の荷物を背負っていた。
 足を見ると最近の女性の様にかなり細い。昨日は別の女性が
 黒部のカールあたりで追い抜いて行った。この女性は昨日の内に
 薬師を往復したと言う噂が小屋で聞こえていた。
 山にもスーパーレディが居るもんだ。と感心したり、いやあのタイツは
 ”レザーレーサー”かと思える程だった。
 太郎平小屋で荷造りし直して下山開始。
 この間へりが荷揚げで何度も飛来していた。盆休みにかけて混雑が
 予想されるのだろうと思っった。
 折立への下山道はカンカン照りの下、ゆっくり下れば涼しく快適だが
 早く温泉ですっきりしたい気持ちもあり早足になる。
 涼しい山からまだ暑い下界へ向かって矛盾を感じつつ急いだ。 

 帰りの温泉 亀谷温泉白樺ハイツ 天丼 950円 入浴600円
  ビールは無しだが、入浴後の天丼とお冷やは素晴らしく美味しかった。
 富山経由で東海北陸道 新開通区間を通って帰宅
 
 まだ続きがあるかも・・ by YA
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