番外編−霊仙 

1083m
01/12/9 晴−くもり
参加者−5名

 6:00 尾張旭発

 7:45 醒ヶ井着
 8:15 上丹生
 9:38 うるしが滝
10:32 稜線分岐
10:57 経塚山
11:15 霊仙山頂
12:35 下山開始 
14:10 汗拭峠
14:26 登山口
15:35 駐車場
17:30 尾張旭着
     
−− 原点のやま”霊仙” −−

”霊仙”は私が初めて山らしい山を体験した、山行きの”原点”といってもいい山だ。
15年程前は保育園の保護者仲間のM氏に誘われ娘さんTちゃんと、
そのお友達の若々しいパーティでのぼった。

今回はご覧の中年5人組だ。

コースは今回と同”じうるしが滝”コースだったと思う。
時期が6月で天気は雨模様、途中何度もの沢渡りに緊張し、私にとって初めての急登で汗まみれ
めがねが曇って前が全然見えなかった覚えがある。
この時Tちゃんが田圃にしかいないと思っていたヒルに血を吸われ、
かわいそうな思いをした記憶がある。

今回は幸い誰もその被害に遭わず順調に登っていった。
うるしが滝をすぎ、尾根の分岐からさらに急な尾根道を登りきると避難小屋の横にでる。

15年前は、雨を避け弁当を食べた小屋が潰れてしまっている。
少し埃っぽく、油のにおいのする山小屋で初めていただいたこの時のコーヒーの美味しさは
今でも覚えている。気持ちよく汗した後のコーヒーの美味しさを知ったのがこの時だが、さらに
ビールがもっと美味しい事もその後わかった。 ビールが美味しい時は調子がいいと・・

小屋の横をすぎると、経塚山、初めての時は雨でここから、廃村下った。
今回は山頂めざしさらに一登り。
この登りは今まで何回か登った中で一番ぬかるんで、ドロドロになってしまった。
(これは数日前に降ったという雪のせいか。。)

皆、滑ら無いよう泥の川となった登山道を避け笹の上を登ったりり、岩の上に足をもていったり
コース取りはバラバラでとにかく上へめざす。
最高点への分岐あたりからは平坦になりまもなく頂上に着いた。

−−出会いの山 霊仙−−

今回の霊仙登山は今までに無い、楽しみがあった。
それは、ネットでメール友達になった大阪の”恋人!!??”に山頂で出会える
かもしれない!と言うことだ。 インターネットをやっているN氏には、前々からこの件については
話してあったが、他のメンバーには、道々うち明けた。
皆私の説明に色々と想像をふくらませ、初対面の彼女との出会いを楽しみにしていたが
頂上にたどりついた時は他にだれもいなかった。私たちが一番乗りだった。

私はそのうち「彼女も登ってくるだろうと」風をよけて南斜面で
最近myboomのうどんの準備をしていると、四国霊場周りのN氏は、
目の前の西南尾根を登って来るかもしれない”彼女”を見つけようと
そわそわ、山頂をうろうろ! それは私がやりたい事だろ!と思ったが
彼のひとの良さに免じてそのまま笑ってみていた。

しばらくすると、何組かのパーティが登ってきた。
そして、一人の男性の後に彼女が登ってきた。「写真の通りや!!」と指さしN氏が言った。
本当にそうだった、私たちはネットで写真を見ていたから
分かっていたので私も手を振ってみたが、気づいてくれなかった。
一瞬タレントとファンの様な感覚だったが近づいて挨拶をする事にした。
(実際彼女はネットのマドンナかもしれないが・・・)

初対面の簡単な挨拶だったが、互いに笑顔!笑顔!で短時間の会話でも印象にの残った。
山の出会いだった。
記念の写真を撮り、「また鈴鹿の山のどこかでお会いしましょう。」と別れ下山を開始した。

−− 泥の坂道 −−
お虎が池のコースも道は泥、クマザサがかなり広く刈り込んであるため、
泥を避け刈り込んだ上をあるいたりした。しかし油断すると、コケテ泥をかぶる。
わたしも尻餅をついた。幸いリュックに助けられ被害は最小限だった。
下りが急になった登山道や対岸には、ピンクのマユミが綺麗だ。
紅葉も終わった季節に山がピンクに染まっていた。
5五目の見晴らし台から先は比較的道も乾いて、下り易くなってきた。
一気に下った汗拭峠には、モミジがまだ散らずに、私たちを迎えてくれた。

峠から廃村までは直ぐだった。15年前は本当に廃村だったが、今回は売店の、
おじいさんが「お疲れさん」と声をかけてくださった。
申し訳ないが、何も買わずそのまま登山口まで一気にくだった。
林道を1時間ほど歩き養鱒場についた。
                                                by yuku 
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